山の中腹から中流域の四万十川を眺めてみた。 折り重なるような深い色の山と対照的に、川の左岸側にモザイク状に田畑が広がっている。 恐らく、この川が流れはじめた頃というのは、この地は深い谷だったのだろう。 川が次第に山肌をえぐり、また川上から土を運んできて、今の姿が出来上がったのだろう。 この風景を見ていると、つい大地の歴史というものを想像してしまう。