長い旅の行き着く聖域が、この一筋の水の流れであることに、 意外を感じ、そして納得する自分がいた。 それは、かたちあるものではなく、常に流れ、 とどまるものではなかったのだ。 多くの人が、この前で感謝の意を込めて、手を合わせ、 そして祈りを捧げてきた。 大いなる自然に畏怖し、感謝する。 旅の終着点で教わったこと。 「今あることにありがとう」 大切なことは、きっとそんなに難しいことではない。