生ゴミ処理機の無料貸出し
今回は、家庭から出る生ゴミにまつわるニュースをご紹介しましょう。
最近では、ちょっと大きな電気屋さんに行きますと家庭用の生ゴミ処理機が並んでいるのをみかけますよね。
アレを見ると、一瞬、あっ欲しいなとは思うのですが、いつもしばらく考えた後、また今度とか、もうちょっとお金がある時に、、、。
なんて思ってしまします。
自治体によっては、補助金を出したりして、生ゴミ処理機の普及につとめているところもありますが、なんと香川県の善通寺市では、この生ゴミ処理機を市内の全世帯に「無償」で貸し出す計画を進めているんだそうです。
そこで、詳しいお話を香川県善通寺市・生活環境課の山口たけしさんにお伺いしました。
◎一般に家庭から出る生ゴミの占める割合はどのくらいですか?
 自治体によって異なりますが、善通寺市の場合は、約半分が生ゴミです。
◎生ゴミの処理には、ずいぶんコストがかかると聞きましたが…。
 ゴミの量が多いと収集回数が増えます。
 生ゴミを処理するには、まず燃えるゴミと一緒に焼却場で燃やします。
 でも今の焼却炉は、ダイオキシン等の問題があるので、一定の温度でコントロールして燃やさなければなりません。
 水分を多量に含んでいる生ゴミを投入すると、それを維持するため焼却炉に負担がかかってしまいます。
 そのためにも燃やすゴミを減らしたいと考えているのです。
◎生ゴミ処理機を市内の全世帯に無償で貸し出すなんてずいぶん思い切ったことをするなぁと思ってたのですが、他の自治体のように補助金制度ではダメなんですか?
 補助金制度でご利用いただく場合は、ほんの数%の家にしか使っていただけない状態のようです。実際生ゴミを再資源化して、ゴミを出さない計画を実施するには、全世帯に使っていただいて、生ゴミ自体をなくそうとしています。
◎これにより予想では生ゴミの収集量はどのくらい減りますか?
 微生物が生ゴミを食べるという方法のバイオ式だと10分の1、生ゴミの水分をとばしてパサパサの状態にする方法の温風加熱式だと7分の1ぐらいになる予定です。
◎処理した生ゴミは土になりますよね。これはどうするのですか。
 これも再生利用できます。
 残った土は、肥料にはなりませんが、土壌改良材的なものにはなるので、ガーデニング用に土に混ぜて使ったり出来ます。
 こうして生ゴミをゼロにしようと考えています。
9月からモニターで開始いたします。
その結果によってどの方法がいいのかを検討する予定です。
市民の意識と協力が必要なこの計画。他の自治体も目を向けているようなので、是非軌道にのって欲しいですね。
生ゴミ処理機欲しいですね。
善通寺市のような取り組みがもっともっと広まればいいのにと思います。

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