その昔、多くの砂鉄が採掘されていた斐伊川上流。 宍道湖へ流れ込むこの河口近くでは、鉄分が流れ出す影響で、 恐らく鉄のような色の水が流れていたのだろう。 だから「斐」色の川。 砂鉄がこの国の産業の一端を担っていた歴史が垣間見える。 これからこの川を遡り、 人と自然が関わってきた足跡を、 少しでも感じることが出来れば、と思う。